マーベロン

マーベロン(Marvelon)ご使用前に必ずお読みください】

マーベロン(Marvelon)の効能、適応症】
マーベロン (Marvelon)はオランダオルガノン社製の低用量ピルマーベロンです。日本では日本オルガノン社からマーベロンの名前で承認申請が出され、認可されました。黄体ホルモン剤にデソゲストレルを使用した第三世代の1相性ピルです。低容量ピルマーベロン (Marvelon)は、ピル服用中は、排卵を止め、卵巣からはエストロゲンやプロゲストーゲンも分泌されません。さらに、子宮内膜に受精卵が着床するのを妨げ、精子が子宮頚管に入りにくくするといった作用もあり、3重にガードすることで、避妊効果をより確実なものにしています。マーベロンの服用中も通常の生理は起こります。しかし、その期間は、通常より軽かったり、短かったりします。マーベロン(Marvelon)の服用によって、生理に煩わされない週末を過ごすことができます。
マーベロン(Marvelon)は、黄体ホルモン(プロゲステロン)様作用を示すプロゲストーゲンとエストロゲンの2種類のホルモン剤で構成されています。これを毎日1錠づつ21日間飲み続け、7日間ピルを飲むのを休みます。この休薬期間の23日目より月経と同じ様な出血が起きます。これはピルに含まれるホルモン作用が消失によって起きたため、消退性出血と呼んでおります。7日間の休薬を開けた後、8日目より再び、新しいシートのピルを21錠飲みます。この繰り返しがピルの基本であり、また、21+7=28となり女性の定型的な28日周期を約束してくれるのです。
低容量ピルマーベロンの副効用
避妊効果だけでなく、ピルには女性の体によい作用、つまり副効用があり、治療などにも活用されています。
ホルモン補充療法的な効果も期待でき、更年期障害骨粗しょう症予防にもつながりますが、40歳以上の方は医師とよく相談される必要があります。
●月経周期が規則正しくなる
●月経痛の緩和
●月経量の減少(貧血の予防)
●卵巣のう腫、子宮外妊娠の減少
●良性乳房疾患、骨盤内炎症性疾患、子宮内膜癌、卵巣癌の予防(長期間服用の場合)
●ニキビや多毛の改善

マーベロン (Marvelon)の成分】
主要な成分:Desogestrel0.15mg&Ethinylestradiol0.03mg

マーベロン (Marvelon)の使用方法】
服用を決めたら次の生理が来るのを待って生理のはじまった日に最初の1錠を飲みます、その後も毎日1錠づつおなじ時間に服用し21錠の錠剤をすべてを飲み終えてください。普通は水と共に飲みます。
その後も服用を続ける場合は、7日間の休薬期間(ピルを服用しないこの期間に生理が来ます)をおいてから次の21錠を服用してください。

マーベロン (Marvelon)の注意事項と副作用】
禁 忌:
●重症の肝障害のある方
乳がん、子宮体がん、子宮頸がん、子宮筋腫およびその疑いのある方
●原因不明の性器出血のある方
血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患に罹っている方及び罹ったことのある方
●35歳以上で1日15本以上の喫煙者
●4週間以内に手術を予定している方、手術後2週間以内の方、産後4週間以内の方、および長期間安静状態の方
●高血圧の方(軽度の人を除く)
●妊娠または妊娠している可能性のある方
●授乳中の方
注 意:
●持病のある人は医師に報告
●服用中の薬は医師に報告
セイヨウオトギリソウが含まれる健康食品は避ける
●決められた用法用量を守ること
●毎日一定の時刻に服用
●最初の1週間はコンドームなど他の避妊法を併用すること(確実な避妊効果が得られるのは1 週間後から)
●飲み忘れが増えると避妊に失敗する率が高くなるので注意
●万一飲み忘れて、翌日までに気づいたなら直ちに飲み忘れたぶんを服用、その日の錠剤も通常どおりに服用
●2日以上連続して飲み忘れた場合は服用を中止し、次の月経を待ち服用を再開する、その周期はコンドームなど他の方法で避妊すること
●飲み始めの吐き気は徐々になくなることが多い
●ひどい下痢が続くときは医師に相談
●万一、血栓症の症状があらわれたら、すぐ受診(ごくまれ)
血栓症は長時間体を動かせないとき、血圧上昇時、脱水時などに起こりやすい
●タバコは控えたほうがよい(血栓の危険性が増える)
性感染症防止にはコンドームを使用すること
●半年ないし1年に1回は定期健診を受ける
副作用:
吐き気および嘔吐が最もよく報告される副作用です。
服用の第1サイクル目の女性の約10%程度に起こります。
一般的に、他の副作用が起こることもあります。


低用量ピルになると副作用は、かなり少なくなってきています。最も、懸念しなければならないリスクとして、不正性器出血があります。このような不正性器出血や悪心、嘔吐などの胃腸障害は、ピルを飲み始めの初期にみられることが多く、ホルモン環境が、一時的に変化するため生じるものといわれております。23周期続けることによってホルモン環境に慣れしだいに消失して行くのが殆どのようです。
http://www.kanpou.org/html/products/306/896.html

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